処遇改善加算

 厚生労働省のホームページに、「令和2年度障害福祉サービス従事者処遇状況等調査結果の概要」というのが掲載されています。ちょっとこれを見て思ったことを記してみます。

処遇改善加算の取得状況

 障がい福祉サービス事業者の全体の81.1%が取得しています。また、加算ⅠからⅤのうち、殆どがⅠを取得しています。
 これを見る限り、障がい福祉サービス事業者は、職員のキャリアパス要件を備え、従業員のモチベーションを大切にしていることが伺えますね。

加算を取得していない理由

 一方で、処遇改善加算を取得していない、障がい福祉サービス事業者のうち、取得しない理由の第1位は、事務作業が煩雑、第2位がキャリアパス要件を満たすことが困難、第3位が対象職種の制約のため困難という結果となっています。
 確かに、処遇改善加算は、その他の加算に比べ事務作業が煩雑ですからね。でも専門家に任せてくれれば、、、、と思うのは私だけでしょうか。

特定処遇改善加算の取得状況

 こちらの方は、全体で53.3パーセントと、前述の処遇改善加算の取得率より低い感じがしますね。ということは、勤続10年以上の介護福祉士などの事業所における「中核人材」があまり処遇されていないのかな(?)と、考えさせられますね。 若い子に沢山あげてということでしょうかね。そして、この特定処遇加算についても、取得していない理由の第1位が、事務作業が煩雑であるため でした。 少し残念に感じます。