空家問題

 今朝のNHKニュースで空家問題について報道してましたね。ちょっとこれについて記してみたいと思います。

相続登記の義務化

 来年度から相続登記が義務化されます。これまで相続が発生してもちゃんとした名義変更がされていなかったため、「所有者不明土地」問題が発生し、中々再開発が進まないと言う問題が発生しています。さらに、高齢化が進むと、所有者不明土地がますます増えてくることが懸念されることから、相続登記が義務化されるみたいですね。相続登記とは、要するに不動産の相続人への名義変更です。結構この手続きが面倒な場合があり、先ほどのニュースでも、相続人の話し合いに1年も要したと言ってましたね。そうならないように、生前から遺言書などを作成して対策をしておくことをお勧めしています。

私の実家

 私の実家は、北海道の紋別と言う田舎にありました。あっ、ふるさと納税で全国2位になった街です。母親は、23年前に他界し、父親は、実家で一人暮らしをしていました。晩年は、認知症を患い一人暮らしが困難になったため、入所施設で暮らしていました。そうすると実家をどうするか、と言う問題が発生します。北海道ですので、冬は雪が降りますし、家の中の給湯設備などは、使わないとすぐに故障して使えなくなります。そこで考えたのが、私の従兄弟に無償で住んでもらうことでした。たまたま従兄弟には、子供が3人いて当時住んでいた市営住宅が手狭になっていたこともあり、お互いWin-Winの状態だったと思います。

父亡あと

 私の父親は、一昨年他界しました。前述の事情から、実家はそのまま従兄弟へ譲ることとしました。一応一旦私名義に相続登記をし、その後従兄弟へ所有権を移転しました。もし、あの実家を取り壊すこととなった場合、200万円程度要すると言われていたので、本当に助かりました。

古民家の活用

 核家族化や高齢化社会となり中々上手く建物を承継できない人もいるんでしょうね。それと先ほども書きましたが、家の解体といっても費用を要しますしね。NHKニュースでは、「DIY賃貸」という手法を紹介していました。 借主が好きなようにリフォームして、安く賃貸するとう制度です。こうすれば空家とすることなく、古い家でも有効活用できますね。