虐待の防止及び身体拘束の適正化委員会と、BCP訓練

 昨日は、虐待の防止及び身体拘束の適正化委員会のサポートと、BCP(感染症)訓練のサポートを実施しました。
 虐待と身体拘束の委員会と研修の実施は、やっていないと減算になりますので注意して下さいね。

虐待は絶対にダメ

 先日、このブログでも書きましたが、虐待による不祥事は無くなりませんね。 虐待は絶対にダメですからね。問題は、何が虐待に該当するのかの判断ですね。利用者側の気持ちに立って考えるのが基本です。 セクハラと同じですね。

身体拘束は一定の要件のもとで組織として実施

 身体拘束は、一定の要件、切迫性、非代替性、一時性の3つの要件があり、職員個人の判断で実施するのではなく、組織として実施する場合であれば、一応認められます。そしてその後は、しっかりと保護者等への報告と、再発防止策などを定めなければなりません。
 それと、身体拘束に関しては、事前に利用者や保護者等に、これら3つの要件で実施することもあることについて了解をとっておく必要があります。
 ちゃんと利用者や保護者等に了解をとっていますか。 意外とまだできていない事業者もあるのではないでしょうか。
 後日のトラブル防止のためにも、しっかりとやらないといけませんね。 まさに予防法務ですね。

午後からはBCP(感染症)の訓練サポート

 そして午後からは、BCP(感染症)の訓練サポートでした。事前に私が作成した訓練想定を渡し、それについて職員の皆様で対応について意見を出していただきました。いわゆる机上訓練ですね。
 やはり時々は、このような対応を”考える”ことも必要だと思います。 そして訓練で考えれなかったことは、実践ではできません。これは、前職海上保安庁時代に良く先輩から言われていました。 「訓練で救助できないのなら、本番でも救助できない」と。
 次回の訓練の際は、今回と同じシナリオで、実際に役割を決めてロールプレイング方式でやってみましょうかね。
 当事務所では、このように訓練、研修の企画立案から、その実施のサポート、さらにはその記録の作成までを実施しております。
 千葉県の令和6年度の指導監査の重点事項に、このような訓練、研修の実施状況の確認が入っていますのでね。顧問先の事業者様が、実地指導を受けた際に困らないように。また、実際に災害や感染症等の事案が発生した際に、利用者に安心、安全を提供できるようにサポートして行きたいと考えております。