カフェひなたぼっこ
昨日は、妻が生前お世話になっていた、NPO法人ちばMDエコネットが運営する船橋市内にある「カフェひなたぼっこ」の元代表の方へご挨拶に行ってきました。このNPO法人ちばMDエコネットは、地域活動支援センターも運営しており、知的障がいや精神障がいのある方が様々な活動をしています。今からもう約20年も前のことですが、私の妻が重度の自閉症である息子のためにと、あちらこちらを駆けずり周り、このMDエコネットの活動にたどり着きました。その中でも妻は、自分達が暮らす習志野市内にも、同じ悩みを抱えた親御さんがいるのではないか。そして自分達がこれまで得た知識を、同じ悩みを抱える親御さん達に提供できないか。ということで、「ならしの地域で生きる会」を立ち上げました(今は、活動していないと思います。)。その中で妻は、2ヶ月に1回くらいのペースで、「ふらっと」という会報を作成していました。その会報の中では、息子の当時の様子やその頃私達家族がどう考えていたのか、また当時お世話になった地域の方々のことなどを記して会員の方々へお知らせしていました。昨日この「ふらっと」のバックナンバーを、元代表の方から見せて頂き、併せて当時の妻の活動振りなどを聞かせて頂きました。その中で、普段の生活では聞けなかった、私に対する思いなどもお話ししていたみたいで、思わず感極まる場面も。残念なことにその「ふらっと」、妻が生前処分していて今は我が家にはありません。そんなこともあって、その「ふらっと」のバックナンバーをお借りして、帰宅後凄く懐かしく、そして少々泣きながら当時のことを思い出しながら読ませて頂きました。あの頃の私は、息子のことに関しては妻におんぶに抱っこ状態で、今から思うと本当に申し訳なく、また凄く感謝しています。今、息子が無事に入所施設で穏やかに過ごせているのも、この頃からの妻の活動のお陰です。またそのお陰で、今妻を亡くしましたが、何とか生活することができています。私は、妻の意思を引継ぎ、第2の人生として、障がい者のために「出来ることを全てやる。」という気持ちでいます。できることなら、今、当時の自分達のように、障がいを持ったお子様の子育てで悩んでいる方にも読んでいただけたらなぁ、と思います。そのような機会がありますように、、、、