在宅知的障害者推計114万人

NHKニュースによれば、在宅の知的障害者が推計で114万人に上るそうです。

同居の親は

 在宅の知的障害者の114万人の64パーセントが親と同居だと、報道されていました。そして、その親の殆どが60歳以上の高齢者だとか。
 一般に、50-80問題ということが言われていますが、恐らく50歳代の知的障害者の親は80歳代ですので、在宅で知的障害を持った子供の面倒を見るのは、体力的にも相当辛いでしょうね。

受け入れてくれるグループホームも空きがなく、、、、

 障害者のグループホームも随分増えて来ていますが、強度行動障害を持った障害者を受け入れてくれるグループホームは、まだまだ数が少ないようです。 ちなみに私の息子は、受給者証で区分5の重度の知的障害者です。 強度行動障害までではないですが、パニックを起こしたり、自傷行為があったりしていました。私の息子のように重度になると、本当に受け入れてくれるグループホームは少ないのが現状です。
 そのような中、現在息子を受け入れてくれている「ふる里学舎」には、本当に感謝しかありません。先日の家族会の旅行会で理事長がおっしゃっていましたが、食事が自慢だそうです。相当美味しいようですよ。職員の方も同じものを食べているようです。そしてお風呂も毎日入れます。そういえば息子は、「ふる里学舎」のパンが大好きなようです。朝食や昼食時にこのパンが出るそうですが、相当喜んで食べていると、職員の方から伺いました。もう少しこのような入所施設が増えてくれればいいのですがね。

施設を増やそうとすると地域住民の反対運動が

 障害福祉サービス事業者が、施設を新たに作ろうとしても、概ね地域住民の反対運動にあうそうです。そして新たにグループホームを作ろうと計画しても最終的に反対運動にあい、計画を断念する事業者も多くいます。誰もが障害者になる可能性はあるのですがね。
 とても残念に思いますね。
 そんな中で、今回の法改正でグループホームの地域連携推進会議の設置という制度ができました。前述の背景から事業者によっては、相当困っている事業者もあるのではないでしょうかね。
 でも、利用者の立場に立つと、何とか事業者に頑張ってもらいたいところではないでしょうか。 地域の人達に暖かく見守られながら、生活してもらいたいですよね。 そんなこともあって、私も障害を持つ子供の親として、グループホームを運営する事業者様へ、地域連携推進会議の設置のサポートを積極的にさせてもらっているところです。