意外と前職の経験が活かせることがわかりました
今、障害福祉サービス事業者が備え置かなければならない、「感染症等の防止及びまん延防止指針」、「非常災害対策計画」及びこられ感染症や非常災害発生時における、「業務継続計画」(BCP)についてしっかりとしたものを提供できるよう準備を進めているところです。
感染症対策について
皆さんは、令和2年2月に発生した「ダイヤモンド・プリンセス」号から、検査キット、検体の輸送や、陽性患者の輸送を海上保安庁が実施したということをご存知でしょうか。
当時私は、鹿児島で勤務しており、第十管区でも離島からの陽性者の輸送などを実施していました。当然我々職員も感染対策には万全を期しておりまして、あらゆる場面を想定したシュミレーションを実施していました。その時の経験がこの「感染症等の予防及びまん延防止指針」の作成には活かせるんだと気がつきました。
非常災害対策
これも前職海上保安庁で毎年やっていたことの一つです。特に非常時の連絡手段の確保など、毎年、確認、研修、訓練、見直しを実施していました。厚生省令で、障害福祉サービス事業者は、「非常災害に関する具体的計画を立て」と規定されています。これまでの経験を活かし、非常災害対策計画の見直しなどで、これまでの経験を活かしたサービスをお客様へ提供できればと考えております。
障害福祉サービス事業者の皆様へ
冒頭に記した各規定は、もう準備できていますか。一部は令和6年4月からは義務化されます。これら規定は、利用者の安心、安全を形として提供するものだと考えております。
現在私の息子は、入所施設にお世話になっています。そして、障がい福祉サービス事業者の利用者家族の一人として、やはりこれら規定がしっかりしている事業者に大事な息子を託したいと考えます。そしてこれこそが、他の事業者との差別化に繋がるのではないかと思うところです。
41年間の海上保安庁勤務で得た、危機管理に関する経験を活かし、しっかりと障がい福祉サービス事業者をサポートしていきたいと考えております。