障害福祉サービス施設の防災対策について

 能登半島地震で被災された方へ、改めてお見舞い申し上げます。最近、能登半島地震の報道の中で、障害者施設の被災状況を連日どこかの放送局が放送していますね。昨日のNHKのあさ一では、障害者支援施設から中継していました。
 今、まさに障害福祉サービス事業者様のBCPを作成しているところですので、色々と考えさせられます。

福祉避難所は本当に機能するのでしょうか

 今回の能登半島地震の報道の中で、「福祉避難所」という言葉を良く耳にします。習志野市の福祉避難所、どうなっているのか調べたところ、ちゃんと習志野市内にも福祉避難所がいくつか指定されているんですね。
 でも、これら指定されている福祉避難所には、既に利用者がおられるでしょうから、恐らくその利用者がまずは優先されるのかなと想像するところです。 そして障害福祉サービス事業者で福祉避難所に指定されているとこは、どこも通所施設。多分、宿泊対応は厳しいのではなでしょうかね。 簡易ベットとか持ち込むのでしょうかね。それと対応する職員のことも考えてあげないといけませんよね。

福祉施設への防災資機材補助金のようなものを創設してはどうでしょうね

 前述のとおり、今障害福祉サービス事業者様へBCP(自然災害対応)を作成しているところですが、どこの施設も中々防災資機材にまで予算を掛けるのが、厳しいのが現状ではないでしょうか。BCPの作成マニュアルを見ると、相当大規模な施設を対象としているのではないかと思われる内容で、少し現実離れしているのでは?と思われます。まぁ、その辺は、適宜各事業所様の現状に合わせて作成しているところですがね。 福祉施設に対しては、”補助金”が対象外となっていますが、防災関連資機材の整備や感染症関連資機材の整備に関しては、補助金を出しても良いのではないかと思います。まさに今年4月から自然災害や感染症対策のBCPが義務化されるところですが、計画を作らせるだけでなく、資機材整備の資金面で行政からのバックアップも必要ではないかと思うところです。