料理初心者のおじさん

 妻が旅たって約4ヶ月半になろうとしています。昨年度まで4年間単身赴任で、鹿児島や舞鶴で生活していましたが、食事は殆どスーパーのお惣菜でした。
 妻の闘病生活中、と言っても2週間しかありませんでしたが、殆どスーパーのお惣菜に頼りっきりでした。そんな話を病床の妻とした時妻からは、「お惣菜ばかりじゃダメ。ちゃんと作りなさいよ。」って言われました。
 自慢じゃないけど、妻はとても料理が上手な人でした。私も少し妻から料理のこと教えてもらうため、食事を作るのを手伝おうとしましたが、妻がいつも見かねて「もういいよ、どいて」と言って中々やらせてもらえませんでした。そんなこともあって、病床で「ちゃんと作りなさい。」と言われた時は、「そう言われても、無理だよなぁ、、、、、」って思ってました。
 先程も言いましたが、妻は本当に料理上手な人でした。にも関わらず、2、3年前からYouTubeの料理チャンネルを良く見ていました。特に、「晩ごはん食堂」(https://www.youtube.com/@bangohan_shokudo)
というチャンネルを良く見ていました。
 そして、そこのチャンネルの方が書かれた「晩ごはん食堂」と「晩ごはん食堂 おかわり」という2冊の料理本を買ってました。料理が得意な妻がなぜわざわざ料理本を買ったのか、不思議に思い、病床の妻に聞きました。そうしたところ、私が今年の9月には単身赴任を終えて帰ってくるので、料理を基礎から勉強したいから買ったとか。残念ながらこの料理本に書いてある料理を妻が作ってくれることは無かったけど、今私はこの料理本を使って、妻の言ってたとおりご飯を作るようにしています。
 不思議なことに、ほぼ毎日作ってます。スーパーのお弁当で済ましたのは、告別式の後のほか1度くらいかな。あっ、あと納骨で京都へ行った時と。
 妻が残してくれた料理本のほか、NHKの今日の料理、そしてYouTubeの、「食事処さくら」と「料理研究家リュウジ」さんのチャンネルを参考にして、毎日ご飯を作っています。でも、おじさんは、中々計量スプーンとレシピが手放せません。早く、本を見なくても作れるようにならないかな。