「罪に問われた障がい者の支援を新たなステップへ」という講演会を拝聴しました。

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 昨日は、長崎県の社会福祉法人 南高愛隣会が主催する、「罪に問われた障がい者」の支援をテーマにした講演会をZoomのウェビナーで拝聴しました。以前、息子がお世話になっちる社会福祉法人佑啓会の方からも、同様のお話を伺ったことがあります。どうして障がい者が、刑務所へ入ることになってしまうのか、、、、、正直疑問です。

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午前中は厚労省の方などによる現状の説明など

 午前中は、法務省や厚労省の方による、現状の体制に関するお話でした。 地域生活密着促進事業とかを厚労省がやっているということなど、初めて知りました。 色々勉強になりますね。

懲役から拘禁形に改正された刑法のお話

 午後からは、今回改正された刑法のお話について、パネリストを招いてのお話でした。 刑罰を課すことだけでなく、如何に更生させるか、そして犯罪を減らすかについて、色々検討されているということを改めて知りました。 どうも再犯率を下げることが難しいみたいですね。そして知的障害のある方も再犯を犯し、再び刑務所へ収監される例もあるんだとか。 そもそもなぜ、知的障がい者が刑務所へ行くこととなってしまうのか、、、、、。昔、海上保安庁勤務時に刑法の時間に習ったこととして、犯罪とは、構成要件に該当し、違法性、有責性のある行為と習いました。どう考えても知的障がい者の場合、有責性の部分が欠けて犯罪とならないのではないかと思うのですがね。これが私の中で引っかかっています。

刑務所での取り組みの紹介

 また、今回市原にある青年矯正センターや長崎刑務所での知的障がい者への対応についての紹介がありました。服役中に受給者証の申請をしたり、出所後に就労継続支援A型やB型事業所へ通所することができるよう指導したり、関係者と調整をしたり刑務所でやられているんですね。刑務官の方も殆ど障がい福祉サービス事業所のような業務を担っているんだと改めて知りました。 いろんな事情があって知的障がい者のある方は、犯罪を犯し、そして刑務所で服役しているのでしょうけど、何とかこのような悲惨な状況を少しでも減らして行けるようになるといいですね。そういった意味では、子どものうちからしっかりと行政と連携し、必要な福祉サービスを受ける体制作りが大切なんでしょうね。

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