業務継続計画(BCP)の作成サポート準備

 昨日は、障がい福祉サービス事業者向け、業務継続計画の作成に備え、あれこれと調べてみました。これは来年4月からは、各障害福祉サービス事業者に備え付けが義務付けられる書類です。またこれに基づいた研修、訓練も義務付けられます。まだの事業者は早めに対応した方が良いですね。

感染症発生時の業務継続計画

 利用者に感染症が発生した場合の対処要領と、どのような状況になったらサービス業務を継続するのかそれとも止めるのかを、発生してから考えるのではなく、予め手順を定めておくものです。このほか普段の感染症対策なども規定しなければなりません。必要な資機材の管理や、検温などです。障害福祉サービス事業者は、コロナが5類になっても、基本これまでと変わりませんね。これからのシーズンインフルエンザも流行しますから、しっかりと定めておいた方が良いですね。

災害発生時の業務継続計画

 災害発生時において、先ほどの感染症発生時と同様に、サービス業務をどうするのかを予め決めておくものです。 事業所所在地の自治体が出している地域防災計画を確認しながら作成する必要があります。被害想定の確認やハザードマップの確認などですね。


 そういえば東日本大震災のとき、私は横浜の第3管区海上保安本部で勤務、妻は、佐倉市の風の村の施設でヘルパーとして勤務。そして息子は、船橋市内の就労継続支援B型の施設に通ってました。
 幸い家族全員無事だったのですが、妻と息子は、翌日の午前2時頃帰宅しました。息子は、当時お世話になっていたその就労継続支援B型の施設長が、妻が帰宅するまで面倒を見くれていました。有り難かったですね。私は、徹夜で仕事です。これができたのも、この施設の方のお陰ですね。


 幸いまだ東日本大震災の記憶のある方々が障害福祉サービス事業所に結構おられますので、経験に沿った資料が作成できるかなと思います。でも、ボリュームが多いし、調べなければならない事が多いのでちょっと大変ですね。しっかりとサポートさせていただきたいと思います。

前職の経験が活かせるかな

 先日も書きましたが、感染症対応も災害発生時の対応も、前職海上保安庁勤務時代に経験しています。まさかこの経験が役立つとは思っていませんでした。 
 私のノウハウを障害福祉サービス事業者様へ提供できると嬉しいですね。
 どうやって、何を職員へ研修すれば良いのか、また何をどうやって訓練すれば良いのかなども、コンサルティングによって解決させていただければ幸いです。
 そしてこれら規定や研修などは、利用者やそのご家族へ、安心、安全を提供するものであると、私も利用者の家族の一人として思うところです。
 こういったことをしっかり対応することで、他の事業所との差別化ができるのではないでしょうか。 作成作業に悩んでいる事業者の皆様は、是非一度ご相談してくださればと思います。