BCP(自然災害編)の研修

昨日は、顧問先の2つの法人、6つの事業所に対するBCP(自然災害編)の研修サポートを実施して来ました。

まずは放課後等ディサービスの4事業所向け

こちらの法人は、1つの敷地内で4つの放課後等ディサービスを運営されている法人様です。ですから一緒に4つの事業所まとめて研修を実施しました。
 BCP(自然災害編)に記したように、まずは事業所の所在地のハザードマップを改めて皆さんに確認していただきました。ここの事業所の場所は、本当に恵まれた場所で洪水被害の可能性は殆どありません。
 地震については、地域防災計画によれば東京湾北部地震の想定で震度6弱の揺れが予想されている地域ですけどね。

地震が発生したらどうします?

地震が発生したらまずどうします? ということで、一応BCP(自然災害編)の中では、役割分担を定めているのですが、これを各事業所毎に改めて認識していただきました。そのうえでどう対応するのかについて皆さんで考えていただき、討議してもらいました。 実際に各事業所で10人づつの利用者がいた場合、どう利用者を落ち着かせ安全に避難させるかは重要ですからね。利用者によってはパニックを起こす方もいるでしょうからね。

午後からは、就労継続B型の事業所で同じ研修を実施しました。

続いて、別の法人様の就労継続B型事業所に対する同じ研修です。こちらでお同じように、役割分担の確認、そして利用者の安全の確保をどうするかですね。 ここの事業所では、3月に利用者と職員分のヘルメットを購入したそうです。
やはりこのようなBCP(自然災害編)を作成すると防災意識も向上するのでしょうかね。だから避難する際は、ヘルメットを着用するというような体制に変わっていました。素晴らしいです。 放課後等ディサービスでは、児童が対象なので、ヘルメットといってもちょっと難しいですけど、成人の施設だと可能ですからね。

両施設とも安全に利用者を保護者等へ引渡すかが課題ですね。

 両施設とも共通して課題となったのが、いかに安全に保護者等へ利用者を引渡すかが課題となりましたね。
 放課後等ディサービスでは、送迎中に被災したらどうするのかと。 また、就労継続B型施設では、通常殆どの利用者が一人で通っているが、果たしてどのレベルの災害が発生した場合に、保護者等に直接引渡すべきなのかなど。考えればキリがないですね。
 さぁ、今日も同じような研修を実施します。 頑張りましょう。