障がい者グループホームと老人ホームの一体化
先日のヤフーニュースによれば、国交省の「人生100年時代を支える住まい環境整備モデル事業」で、障害者とその家族が安心して暮らせる、障害者グループホームと有料老人ホームを一つの建物に整備する社会福祉法人の取り組みなどが選ばれたそうです。
事業目的
国土交通省では、人生100年時代を迎える現代において、高齢期の長期化を支える住まい・環境や多様な世帯が地域で暮らせる住まい・環境の整備等が求められています。このため、地域特性やライフステージに応じて変化する居住ニーズに対応した、高齢者、障害者、子育て世帯などの誰もが安心して暮らせる住環境の整備促進を目的としているそうです。
この事業では、年に2回民間事業者などから公募、選定し、新築や改築にかかる費用を補助するそうです。
詳しくは、こちらを参照してください。
補助対象・補助率
補助対象は、「調査設計計画費」「住宅等の整備費」「技術の検証費」「情報提供・普及に要する費用」となります。
補助率は建設・取得に要する費用が1/10となりますが、それ以外の費用は2/3、1案件あたりの補助上限額は、課題設定型及び事業者提案型は3億円、事業育成型は500万円となっているみたいです。結構大きな補助金ですね。
2023年度第1回目のモデル事業では、、、、
・地域交流拠点作りを通して、障がい者、高齢者の安心と生きがいを探求する。
・多様な世帯の暮らしを支え合える共生社会実現のための「地域交流施設」の整備事業
・地域・医療・教育との懸け橋になる「障がい児童向け施設」の新設
などが、選ばれています。
今回選定された事業
障害者とそのご家族が適度な距離で見守りながら安心して暮らせるよう、グループホームと老人ホームを合築する大阪市の社会福祉法人の事業計画が採択されました。
建物の1階は、地域に開かれたスペースを設け、大学生のボランティアや地域活動の担い手と協力しながら、問題を抱える家庭や子供の支援活動を実施する。
この活動にグループホームや老人ホームの入居者が参加することで、生きがい作りや、差別の解消を目指すというもの。
このような事業に補助金が有効活用されることは、素晴らしいことですね。私も、このような福祉事業に役立つ補助金のサポート業務やってみたいですね。